M字はげをカバーしようとして、良かれと思ってやっている髪型が、実は逆効果で、かえって薄毛を強調してしまっているケースは少なくありません。ここでは、M字はげの方が避けるべき代表的なNGヘアスタイルを三つご紹介します。心当たりがある方は、今すぐ見直すことをお勧めします。ワースト1は「長めの前髪で無理やり隠す」スタイルです。これは最もやりがちな失敗例です。一見、隠せているように思えますが、前髪が割れてM字部分から地肌が透けて見えたり、風で前髪がめくれ上がってしまったりすると、隠していたことが露呈し、非常にみっともない印象を与えてしまいます。また、おでこに髪が張り付くことで清潔感が損なわれ、見る人に不自然な違和感を与えます。ワースト2は「全体的にボリュームのない長髪」です。髪で顔の輪郭を隠そうと、全体的に髪を伸ばしてしまうと、トップのボリュームが出にくくなり、髪の重さでぺたんと潰れてしまいます。これにより、相対的にM字部分の薄さが際立ってしまい、暗く、老けた印象を与えがちです。メリハリのないシルエットは、M字はげにとって最も相性の悪いスタイルの一つです。ワースト3は「センターパート（真ん中分け）」です。M字はげが進行している場合、髪の生え際で最も薄い部分が頭頂部に向かって伸びているため、真ん中で分けてしまうと、その薄い部分がパックリと割れてしまい、まるで一本の道のように薄毛が強調されてしまいます。これはM字部分を最大限に悪目立ちさせてしまう、まさに自殺行為とも言える髪型です。これらのNGスタイルに共通するのは、「隠そう」という意識が強すぎることです。潔く短くし、清潔感を出すことが、M字はげを魅力的に見せる最大の秘訣なのです。